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ひとりごと
ここでは、主に本ホームページ制作に関連する(あるいはその周辺で起こる)ちょっとした出来事や雑感などを、綴っていきます。
- ビリヤード大作戦(後編) (2014/02/15)
- ビリヤード大作戦(中編) (2014/02/08)
- ビリヤード大作戦(前編) (2014/02/01)
- XP、嗚呼、XP (2013/12/14)
- HDDふたたび (2013/02/16)
- mini開腹 (2013/02/02)
- 美男子の捕獲は時に厄介 (2012/06/24)
- ファン騒動顛末記(PC編) (2012/06/16)
- ファン騒動顛末記(HDDレコ編) (2012/06/09)
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ビリヤード大作戦(後編)
思えば、サブ1は最初から波乱含みでした。
元々はUbuntu専用にしようと思っていたので、ケースはブック型(例えばこれとか)を想定していました。
が、途中からWindows7のバックアップ(旧メイン環境をそっくり引き継いでいるので、そのまま起動可)としても活用することに思い直し、複数HDD搭載可能なマイクロタワー型にすることにしました(最初の路線変更)。
当初は恵安のKT-M18-PS52が有力だったのですが、フロントUSBが低い位置にあって使い勝手が悪いのと、購入時点で欠品となっていたため、箱破損で値引き中のLP-2203と格安ながら静音とのレビューが多いKT-450PSの組み合わせにしました(二回目の路線変更)。
ここで、ケースについて簡単にレビューすると、パーツの組み込みは、(前述の通り)バックパネルのはめ込みと、HDDを差し込む際のケーブルの干渉調整以外は順調に進みました。(一部ケーブルはメーカーのビデオで示されたように、裏通しすることですっきりさせられたし。)
- とにかく軽い。が、それと引き換えに、側板はペラペラで若干たわんでいるし、バックパネルのはめ込みも手こずった。とはいえ、それなりの強度は確保されている感じ。
- ファンはフロントのみで、強力ではなさそう。吸気口は前面下部に細いスリットが数本あるのみで、エアフローには若干の不安が残る。
- マザーによってはATX電源コネクターとHDD(3.5inシャドウベイ)が干渉する。(うちのは見事にバッティング)
- シャシーに装着済のマザー固定用ナットが十分でない(特に右側下部)。ただし、六角支柱とネジ穴は用意されているので、自分で装着は可。
- 付属のシャシー固定用ネジが少ない。手持ちがなければ、HDD用のインチネジで代用するしかないか。
- セルフテスト向スピーカーが付属しない。
また、不足していたセルフテスト向スピーカーはZ-SETを別途購入し、セット中のスピーカーのみを使用しました。
HDDはUbuntu用とWindows7用(旧メイン環境をそっくり引き継いでいるので、そのまま起動可)の2台を設置していて、このうちUbuntsuの方を起動してみましたが、正常に動作しました。(ハードウェア構成が大幅に変わっているのに、なんなく起動してしまうのがUbuntuのエライところ。)
数日はこのまま使っていました。
が、「HDD2台積みだと、使っていない方も常時通電されているので、(今の時期はよくても、いずれ)排熱面で問題が出るかも」とか「Linuxの別バージョンも試してみたいなぁ」とか考え始め、「5inベイも余っていることだし、(メインでも導入している)モバイルラックを使えばいいのでは?」となって、急遽導入を決定(三回目の路線変更)。
ネットで検索して高評価の製品にしようかと思ったのですが、買い出しの際に見つけたMRA201が安かったので購入しました。
組み込むにはまず、ケースの下段5inベイ部分を覆うシャシーの一部を切り飛ばす必要がありました。(それ以降、前面パネルの右上が天板部分と合わなくなってしまった気が…。ただし、前述のメーカービデオでも若干ズレているので、単なる記憶違いかも。)
ラックの電源配線には付属のケーブル(一方が4ピンメス、もう一方がラックのSATA用オスとLED基板用の2分岐型)を使うのですが、KT-450PSは4ピンが1系統しかないため、DVDと共用することになるのでこれは避けたいと思い、ラック本体へはSATAライン(4ピンとは別系統)の直刺とし、付属ケーブルはLED基板用のためだけに4ピンに接続する、という変則接続にしました。
早速、Ubuntu HDDを入れて電源を入れると、…、起動しません。あれ、と思ってBIOSで確認するとドライブを認識していません。
そこで、Windows7 HDDの方を入れてみると、起動の途中でハングアップ、止むなくリセットしたら、修復が必要ですと出て、修復しても「出来ませんでした」となって、起動せず。
これは電源周りの変則接続が原因かもしれないと思い、慌ててメーカー推奨方式に戻してみましたが後の祭り。何も変わりません(泣)。
問題の切り分けのため、(ラックを使わず)それぞれを直結してみると、Ubuntuは起動、Windows7は同じエラーとなってしまいました。
う〜む…、訳が分かりません。
仕方がないので、まずはWindows7 HDDの復旧を優先することにしました。
ググってみると、リカバリーディスクがあればそれから、なければインストールディスクから修復が出来る(可能性がある)とのこと。
リカバリーディスクは作ってないので、インストールディスクを使ってみましたが、途中で止まってしまいます。
もしかして、使ったのがアップデート版のWindows7ディスクだったからか?と思い、代わりに(アップデートのベースになった)新規版のVistaを使ってみたところ、(時間はかかりましたが)修復画面まで辿り着き、修復したらとりあえず終わりました。
再起動後、メニュー画面で通常起動の方を選ぶと、…、正常に起動しました。
引き続き、モバイルラックに入れて電源オンしてみると、…、こちらでも正常起動しました。やれやれ。
ラックに問題がないことが分かったので、再びUbuntu HDDをセットしてみると、…、なんと、何事もなかったように起動。
もしかして、接触不良だったのが何度か抜き差しするうちになじんできた、とか?
結局、不調の直接原因はよくわからないままですが、ともかくもトラブルは解決し、今のところ期待通り動作しています。長かった…。
その後、ラックの電源配線は、ラック本体へはSATAライン直刺、LED基板用は未接続(ケース側のLEDで事足りるため)に変更したが、これでも問題なし。最後に騒音についてですが、まずまずと言えます。音量的にはほぼ許容範囲内ですが、音質的には不満がある(ブーンという若干イラッとくる音が混じっている)ので、もう少し詰めてみたいとは思っています。
(2014/02/15)
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ビリヤード大作戦(中編)
パーツの選定ですが、今回は以下の基準で行いました。
マザーボード(B75 Pro3-M)
CPU(Pentium G2030)
- ケースとの互換性から、フォームファクタはMicroATXであること。
- 3Dゲームはやらないので、グラフィックは別途カードを用意せず、内蔵とする。
- 将来を考えて、メモリスロットは4基とする。
- 二代続けてAMDのCPUを使ってきたが、C/Pを考えてIntel系とする。
- 二代続けてGIGABYTEを使ってきたが、総合的に判断してASRock製とする。
- LGA1150系は(自分の用途では)これといったアドバンテージがないので、現状まだ手に入るLGA1155系とする。
メモリ(SP008GBLTU160N22)
- マザーボードの項でも触れたが、C/Pを考えてIntel系とする。
- 発熱は出来るだけ押さえたいので、TDP65w以下とする。
- 当面重い処理はしないので、Pentiumシリーズとする。
HDD(DT01ACA050)
- 多ければ多いに越したことはないが、価格面との折り合いを考えると8GBが上限か。
- デュアルチャンネル動作のため、2枚組とする。
- メーカは問わず(ただし、ノーブランドは除く)、購入時点での最安値品とする。
DVDマルチ(GSA-H60L)
- B75 Pro3-Mは3本のSATA3(うち、チップセット内蔵は1本)を持っているので、SATA3対応品とする。
- 基本、OSしか入れないので、容量は500GBもあれば十分。
ケース/電源(LP-2203/KT-450PS)
- 手持ちは全てIDE接続だが、B75 Pro3-MはIDEコネクタを持たないため、SATAが必要。
- ドライブ自体をSATAにする方法と、IDE-SATA変換基板を用いる方法があるが、どちらにするかは購入時に判断することに。
- 購入時、丁度中古で手頃な品(変換基板とほぼ同額)があったので、SATAドライブに。
スピーカー/モバイルラック(Z-SET/MRA201)
- ケースは、ブック型〜マイクロタワー型から選定する。その際、拡張性は特に重視しないが、排熱や作業性は考慮に入れる。
- できれば電源付属だが、爆音だと結局コストアップになってしまうので、必須ではない。
- 電源容量は350Wもあれば十分か。また、出来るだけ静音であること。
- 導入の経緯は後編にて。
サブ2とメインは特に問題なく再構築できたのですが、サブ1は想定外の事態やトラブルに見舞われてしまいました。詳細は後編にて。
- 導入の詳細は後編にて。
(2014/02/08)
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ビリヤード大作戦(前編)
前項でも触れた通り、暫く前からメインPCの更新を考えていたのですが、現状のマシン構成ではハイレゾリューションでのオーディオキャプチャーが出来ないことが発覚して、計画変更を余儀なくされていました。
まずは現状を整理してみます。PCは2台体制で、利用目的は以下の通りです。
位置付け OS 用途 メイン Windows7 自炊、ビデオキャプ、オーディオキャプ他 サブ Ubuntu / XP Linux実験(XPはほぼ未使用。両者は別HDD)
(これも前項で触れた通り)XPでならハイレゾリューションオーディオキャプチャーが可能なことが分かっているので、これを織り込んで結局、以下の3台体制でいくことにしました。
位置付け OS 用途 メイン Windows7 自炊、ビデオキャプ他 サブ1 Ubuntu Linux実験 サブ2 XP オーディオキャプ専用(4月以降はネット接続せず)
とはいえ、新規パーツが出来るだけ少なくて済み、かつ、(購入分も)出来るだけ低コストに押さえる、という方針は言うまでもありません(笑)ので、既存のパーツは全て有効に活用する観点から、
という、玉突き(?)移動を行うことにしました。
- 現メインのM/B一式/HDD/DVDマルチ(IDE)をサブ1に移動
- 現メインのサウンドカードをサブ2に移動
- 現サブのUbuntu HDDをサブ1に移動
- 新メイン用のM/B一式/HDD/DVDマルチ(SATA)を新規調達
- 新メイン用のOSには剰余品のWindows7を充当
新規調達したパーツは以下の通りです。(サブ2は新規調達品なし。)
メイン
パーツ メーカー 品名 マザーボード ASRock B75 Pro3-M CPU Intel Pentium G2030 メモリ Silicon Power SP008GBLTU160N22(4GB x 2) HDD TOSHIBA DT01ACA050(500GB) DVDマルチ HP(LG製) GSA-H60L(中古) サブ1パーツ選びの詳細は中編にて。
パーツ メーカー 品名 ケース Loop LP-2203 電源 恵安 KT-450PS モバイルラック WINGSONIC MRA201 スピーカー COMON Z-SET
(2014/02/01)
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XP、嗚呼、XP
長らく停滞していたアナログレコードの取り込みですが、先日ふと(笑)思い立って、再開してみました。
以前にも書いた通り、サウンドカード(E-MU 0404)は、現在Windows7マシンに装着されています。
マシン導入時に、簡単な動作確認は行っていたのですが、今回は、もう少し詳細に検証してみました。
波形編集ソフトは、Audacityを使いました。(前述の通り、カード付属のWaveLab LiteはWindows7では使えない。)
まずは44.1kHz/16bit(CD音質)で試したところ、問題なく取り込めることを(再)確認しました。
ところが、PatchMix DSPの設定を48kHz以上にすると、ハードウェアを認識しないという事態に。
48kHzでは、認識はしたもののノイズ混じりでまともに取り込めなかったような記憶もあるが、定かではない。他の波形編集ソフトもいくつか試してみましたが、いずれも同じ状況でした。
ググってみたところ、(海外のサイトでしたが)PatchMix DSPは、CD音質とそれ以上では出力の扱いが異なる?らしく、Audacity等では取り込みできないようなディスカッションを見かけました。(ブックマークし損ねて、詳細の再確認できず。)
PatchMix DSPは設定が複雑なので、単にルーティングを失敗しているだけかもしれないが、44.1/48は、サンプリング周波数(ポップアップメニューで切り替え)以外は共通設定なので、それも考えにくいし…iPodで聞くだけならCD音質でもいいのですが、ハイレゾプレーヤー(持ってないけど)やPCにヘッドフォンアンプ(持ってないけど)を繋いで聞くことを考えた場合、取り込みの時点では96kHz程度は確保したいところです。
追補:Windowsは、XPからVistaに移行する際、オーディオ周りがガラリと変わってしまったようで、そのことが関係しているっぽい。(WASAPIとか絡んでくるらしいが、出力側の記事はヒットするものの、入力側は情報が乏しく、詳細は不明。)(2014/01/01)
そこで、現在は事実上Ubuntuマシンと化している旧PCを引っ張りだしてきてサウンドカードを移設し、久々にXPを起動してみました。
ドライバーとアプリは、(クリエイティブ公式からは辿れないようですが)こちらのページから最新と思われる2.1(XP用)をダウンロードしてインストールし直しました。
WaveLab Liteはアンインストールしてなかったので、それを使ったところ、48/96/192kHzのいずれも取り込むことができました。
XPは2014年4月にサポートが打ち切られますが、打ち切られたからといって使えなくなる訳ではなく、要はネットに繋がなければいい訳で、この旧PCは、スタンドアローンのオーディオキャプチャー専用機となりそうです。
追補:自作機の場合、パーツの故障交換等で構成が大幅に変わるとネットでのライセンス認証が通らず、電話での認証になるケースが避けられないのだが、この電話サポートも打ち切りになるのかは情報が錯綜していて、懸念があるとすればそこか。(2014/01/01)ちなみに、メインマシンは更新を計画中で、そこで余ったパーツを別途用意するケースに移設し、Ubuntuマシンとする予定です。
新規メインマシンは当初、レガシーPCIネイティブサポートが必須(E-MU 0404はレガシーPCI)だったためにLGA1155を考えていたが、上記事情からLGA1150も含めて再思案中。(とはいえ、LGA1150はHaswell,M/Bとも、今ひとつ評判が芳しくない…)(2013/12/14)
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HDDふたたび
Mac miniが一段落したのも束の間、今度はDVR-1/1.0T(HDDレコーダ)が不調になってしまいました。
症状は、「ジー、カタン」という(今回は紛れもない)異音がしてHDDを認識しない、というものです。
発症直後は、たまに認識したりもして、その時は普通に録画/再生できていたのですが、あまりに不安定なのと、だんだん認識する割合が下がってきたこともあって、交換することにしました。
当初は、発熱と振動を考慮して2.5inも考えたのですが、マウントアダプタがネックになること(下記参照)から、素直に3.5inにしました。機種は、東芝のDT01ABA100が安いのと5,700回転なので、これに決定。
以下、作業にあたって気がついたことなど。
- 市販のマウントアダプタにはHDD互換とFDD互換があり、事前によく調査してHDD互換を選ばないと、泣きを見る。
- コネクタ位置がずれるため、ケーブルまで交換しなければならなくなる可能性がある。
- コネクタ位置がずれない「裸族のインナー」は、HDDを密閉状態にしてしまう(製品自体は上下が空いているが、本機では筐体が上下を塞いでしまう)ため、今回は利用できない。
まだ使用時間は長くありませんが、録画/再生とも、今のところは問題ありません。
- 内蔵HDDは巷間言われているWD製ではなく、Seagate製(ST31000528AS、7,200回転)だった。(タイの洪水の関係か?)
- HDDはブラケットを介して筐体にねじ止めされている。コネクタは極短いケーブルが使われているので、先にブラケットを外してから(HDDを宙に浮かせた状態で)コネクタを抜く方法をとった。(たぶん、その方がコネクタにストレスが掛からない。)
- HDD底面にはプレートが装着されているので、これも忘れずに付け替える。
- 交換後、メニューから初期化を選んだところ、正常に初期化できた。(ちなみに、HDDはHitachi HDS5C1010DLE630と表示された。)
また、5,700回転が効いているのか、共振音は発生せず(防振ゴムは不要になった)、トータルの動作音量も下がりました。
なお、外したHDDはUSBで接続してみたのですが、普通に外付けディスクとして認識できました。
(2013/02/16)
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mini開腹
Mac mini mid 2010ですが、OSをMountain Lionに移行した2012年11月頃から、絶不調に陥ってしまいました。
症状は、暫く使っているとFinder周り(アプリの起動やファイルの操作)が激ノロになる、というもので、何度かOSを再インストールしてみましたが、直後は回復するものの最短三日位で再発する、の繰り返しでした。
そうこうしているうちに、クリーンインストールしても同症状とか、ファイルのコピーやオープンでエラーが出始める等、内蔵HDDのハード的な障害を疑わせる事態となってきたことから、年明け1月中旬、HDDを交換することにしました。
当初はSSDも考えたのですが、スピードに不満はない(というか、すぐに慣れそうだ)し、価格も(HDDに比べれば)高いということで、今回は見送り。純正のMK3255GSXFと同じ東芝製の、MK4058GSXが安かったので購入しました。
HDDの交換手順はググれば大量にヒットしますが、気をつけなければいけないのは、2010と2011/2012では内部の構成が異なる、という点です。即ち、
・光学ドライブを内蔵している。
・ドライブ用の温度センサーを内蔵している。
なので、2011/2012を参考にすると、戸惑うことになります。(自分はこちらを参考にさせて頂きました。)
以下、作業にあたって気がついたことなど。
完了後は、外付HDDから起動して内蔵HDDをフォーマット、OSを新規インストールして、設定や書類はタイムマシンから戻しました。
- ロジックボードを抜く、あるいはズラさなくても、かなり窮屈ではあるがHDDを出せることは出せる。(自分はこの方法を採用。)
- HDDしか抜かないのであれば、コネクターはHDDのS-ATA用と温度センサー用2個の、計3個外せばよい。(こちらの写真でいうと「赤」「黄色の左」「黄色の中央」を外す。「オレンジ」「黄色の右」は光学ドライブ用、「緑」は赤外線用。)
- コネクター類は、一般的な「ピンをソケットに差し込む」タイプではなく「上から押し付ける」タイプ。なので、外す時も「抜く」というよりは「剥がす」感じ。
- HDDの絶縁?シートは、丁寧に剥がせば再利用可能。温度センサーの固定の役目もあるので、張り替えた方がいい。
- アンテナ線の端子は極小の同軸タイプなので、真っ直ぐ抜き差しする。(センターのピンが曲がったら、おそらく回復不能。)
- パンチングパネルは円弧の部分がケースと噛み合っていて、外すのも嵌めるのも力(コツ?)がいる。慎重かつ大胆に。
- パンチングパネルに装着するネジは、こちらの写真でいうと、外側の二つ(ヘックスキー)がパネル固定用、内側の二つ(トルクス)がHDD固定用。なので、締める時はまず外側、次に内側の順にすると、歪みが生じ難い。
移行作業は順調に進んだことから、分解/組み立てに伴う接続のミスや忘れ、およびHDDの初期不良はなさそうでした。が、一つ困った問題が。
それは、HDDが短周期で「シーーーッチェ」(と自分には聞こえる)音を出すこと。ただし、音質から判断する限りは、不調時に発生する所謂「異音」ではなさそうです。
そこで再びググってみると、どうもヘッドの待避(リトラクト)音の可能性が高そうでした。
リトラクトの目的は、(1) 省電力、(2) 通電中に衝撃が加わった際のダメージ最小化、の2つ?があるようだ。もしそうだとすると、自分の場合は省電力であることも、電源を入れたまま移動することも考えなくていいし、また、ヘッドの待避動作にも当然耐用回数があるので寿命的には不利という説もあるようなので、これは対策したいところです。
引き続き調べてみたら、然るべきツールを使ってチューニングすれば低減できるとのこと。
Windowsでは「CrystalDiskInfo」が有名なようですが、Mac用がないかと探してみたら「hdapm」がヒットしました。
早速インストールしてみると…、見事解消しました。
肝心のFinderの速度低下については、もう少し様子を見ないと何とも言えません。これでダメならLionに戻すしかないかも…
(2013/02/02)
<追記>
二週間程経ちましたが、今のところ安定しています。
(2013/02/16)
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美男子の捕獲は時に厄介
USBビデオキャプチャを購入しました。
モノはAREAの「美男子の捕獲術 エントリーモデル」です。(まぁ、名前がアレですが…(苦笑)
目的は、撮り溜めたVHSビデオ(の一部)をデジタル化(してテープを処分)するため。
また、本機を選んだ理由は単純で、(自分が比較した範囲では)価格が最も安かったからです。
まずは、初期不良チェックも兼ねて、付属ソフト(ドライバと、キャプチャソフトの「VHStoDVD」)の利用も含め、マニュアル通りに実行してみましたが、問題なく取り込めました。
時々、映像がモノクロになってしまうことがあるが、どうもS端子コネクタの接触が悪いようで、少しねじってやると正常化する。画質については元が元なので、まぁ、こんなもんだと思われます。
取り込んだファイルは、常用のDVD化ソフト「TMPGEnc DVD Author 2.0 Easy Edition」で、問題なく読み込めました。
ただし、HDDレコーダで録画した映像とキャプチャした映像を一枚のDVDに焼こうとしたことから、ちょっとハマってしまいました。
HDDレコーダとキャプチャユニットでは音声のレベルが異なっていて、キャプチャした映像の方が大きな音になっています。
そこで、両者の音量を合わせ込もうと、「VHStoDVD」でキャプチャ時の音量調節を試みましたが、結局やり方が分かりませんでした。
仕方がないので、音声のみキャプチャユニットを通さず、PCのライン入力に繋いでみました。
音量の設定はWindows7側で行う。これで実行してみたところ、なぜか音声が記録されません。
また、当初音が出なかったが、サウンドのライン入力のプロパティで「このデバイスを聴く」にチェックを入れたら出るようになった。
あくまで推測だが、ドライバはユニットからの音声をスルーしているのみ、「VHStoDVD」はユニットからの音声を決め打ちで取り込んでいるだけ、ではないか、と。なので、フリーソフトの「AVS Video Recorder」をインストールして、同様にキャプチャしてみました。
こちらでは、設定した音量で取り込むことができました。
キャプチャ時、音が二重に再生されるが、これはこれで正しいようだ。(例えばこちらを参照。そういえば「VHStoDVD」では二重になっていなかった。)ところが、いざ「TMPGEnc DVD Author 2.0 Easy Edition」で合体しようとしたところ、DVDの規格に合わないとメッセージが出て終了してしまいました。
おそらく「AVS Video Recorder」の設定がデフォだったためで、設定を変えればいけるのではないかと思われます。
ただ今回は、もう一度キャプチャするのが面倒だったので、パッケージ同梱の「TMPGEnc 4.0 XPress Easy Edition」で変換しました。
なお、このソフトには音量調整のオプションがあるので、素直に「VHStoDVD」で取り込んだものを使えばよかった、という気がしないでもないですが、まぁ、ルートの確認ができたので、ここではよしとします。
以上、余計なことを考えたために面倒なことになりましたが、通常は音声もUSB経由で取り込んで、再生時に音量調節すればいいでしょう。
もっとも、キャプチャには実時間が掛かるのがネックで、どこまでデジタル化が進むかはなんとも言えませんが。(そういえばレコードのデジタル化は完全にストップしている…)
(2012/06/24)
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ファン騒動顛末記(PC編)
次いで、PC編です。
以前、不要になったパーツを集めて再構築したPC(こちらのP.S.を参照)ですが、とある事情で、最近は使用頻度が上がってきました。
このPCは、電源に不安を抱えていて(こちらの4,5を参照)、おまけに五月蝿いです。
滅多に使わないうちはまだよかったのですが、そうも言ってられない状況となってきました。
五月蝿さの原因は、CPUファン/ケースファン/電源ファン、即ち、全ての搭載ファンです。
そこでまずは、一石二鳥を狙って電源ユニットを交換することにしました。
とはいえ、本機に搭載できるSFX規格の電源はそもそも選択肢が少なく、中でも静音(と言われる)電源はいずれも高価です。
なので、ファン交換を前提に、爆音だ(とのレビューが多い)が(ファン代を考えても十分)廉価な、サイズのIP-SFX230Aに決定しました。
当初は余裕のあるIP-SFX300Aにしようと思っていたが、ファン部分の出っ張りがケースと干渉することが判明。泣く泣く230に。(まぁ、元の電源が230Wなので、問題ないとは思うが…)購入後、初期不良チェックも兼ねて、素のままで動作させてみました。が、確かに爆音です。(元の電源より五月蝿いかも。)
ということで、(保証切れはものともせず)早速ファンを交換することに。
交換に使用したファンは、AINEXのCF-80SSです。
本電源にはファンの可変速機能がなく、接続されたファンは常に最大速で回り続けることになる。それでは後々潰しが効かないので、ファンのケーブルは電源には繋がずに外部に出すことにした。(3Pコネクタを一旦外せば、ケーブル用のホールを通して外に出せる。)結果は、交換前よりはマシになりましたが、それでもそこそこの音がします。(この時は、ファンケーブルをMBのケースファン用コネクタに繋いでいたために、フル回転状態。)
そこで、現在は使用していないファンコントローラ(こちらの後半を参照)を引っ張りだしてきて、繋ぐことにしました。
ただし、このファンコンは2チャンネル分しかないので、CPUと電源ファンに割り当てることにしました。
そうすると、ケースファンが残ってしまいます。
ケースファンは60x60x10mmという、あまり一般的でない大きさで、しかも2個搭載されています。
従って、ファン交換というのはあまり気乗りがしません。(CPが悪すぎる。)
そのため、まずは定番(?)の5V駆動を試してみることにしました。
IDE-USBアダプタに付属してきたACアダプタ(出力側が4ピンコネクタの形状)を利用して5Vで動くか確認したところ、動いたので、4ピンコネクタの延長ケーブルを加工して、繋ぎました。
以上で準備が整ったので、起動してみました。
ちなみにファンコンの、回転数調整つまみは「中央」、温度設定(これを超えるとフル回転)は最高の「5」です。
この状態では、かなり静かで、音的には何の問題もないことが確認できました。
ところが、まず、ケースファンが2/3程度の確率で回転しないことが判明。(軽く触れば回転する。2個パラッた上にHDDとパラ接続している所為?)
しかも、風量が全く足りずに熱が籠ってしまい、特にCPU付近はケースの上からでも触っていられないほどの高温になってしまいました。
これでは、いくら静音でも、常用は危険です。
そこで、12Vに戻す代わりに、ケースファン同士ではなく、CPUファン及び電源ファンとパラ接続することにしました。
ファンコンの先に2分岐ケーブルをかまして対応。なお、2分岐ケーブルは回転数検知用のケーブルが一方にしか接続されていない(両方接続すると誤動作の原因になることは容易に想像できる)が、ケースファンは元々2ピン仕様なので迷うことはなかった。これにより、回転しない問題は解消され、風量も確保されて、温度も触れるくらいまでは低下しました。
また、ケースファンの回転数もファンコンの管理下に置かれるため、音も十分満足できるレベルに抑えられています。
問題は、熱の排出が必ずしも十分ではないことで、今の季節(6月)はまだしも、これから暑くなることを考えると、温度はできるだけ下げたいところです。
かといって、ファンコンの温度設定を「4」以下にすると、すぐにフル回転しだし、その状態がずっと続いてしまいます(つまり、五月蝿い)。
もっときめ細かく温度調整ができればいいのですが、現状、最適ポイントを見いだすところまでは至っていません。
この辺はもう少し追い込んでみる予定です。
(2012/06/16)
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ファン騒動顛末記(HDDレコ編)
DVR-1/1.0Tですが、あまりに五月蝿い(特に深夜は耐えられない)のでファンを交換することにしました。
元々中古で購入したものなので保証書は付いていませんし、ショップの保証は1ヵ月のみで、それも経過してしまったので、もう怖いものなしです(謎)。
本機に使われていたファンはNidecの「U40X12MLZ7-53」で、サイズは40x40x10mmです。
なので、同サイズの静音ファンを探してみたところ、以下が見つかりました。(注:最下段はオリジナルで比較用。)
結局、回転数に若干の不安が残るものの、CPの一番高そうな4010LL12Sに決定しました。
メーカー 品名 音量(dB(A)) 回転数(rpm) 参考価格 T&T 4010LL12S 14.8 3,000 830 AINEX CF-40SS 14 4,200 1,170 XINRUILIAN RDL4010S 17.7 4,200 820 Nidec U40X12MLZ7-53 14.5 5,000 ---
なお、DVR-1/1.0Tのファンコネクタは、ZH規格という超小型のものであるため、ファン側(通常のPC用)コネクタを交換する必要があります。
なので、ファンと一緒に、ZHR-3(ハウジング)、SZH-003T-P0.5(コンタクト)も購入しました。
以下は作業の記録です。(分解/交換を推奨するものではありません。参考にされる場合は、あくまで自己責任でお願いします。)
まずは、ファンのコネクタを交換しました。
次いで本体を分解し、ファンを交換しました。
- ケーブルを適当なところで切断。
- ケーブルにコンタクトを付ける。
サイズがあまりにも小さいので、専用の工具がなければカシメだけで固定するのは無理と判断し、ハンダ付けすることに。
ケーブルの先端を半田メッキした後にコンタクトに載せ、軽くコテを当てて固定した。
この時、ピンはリール部分から切り離さず、ハンダ付け後に折り取る方が作業がスムースに進む。
その後、ケーブル固定用の爪を折り込んで完成。これを3本分繰り返す。- コンタクトをハウジングに押し込む。
肝心の音ですが、起動時はほぼ無音(HDDの音しか聞こえない)なのですが、回転が上がるとそれなりにします。ただし、以前とは違って、深夜でも何とか我慢できる範囲ではあるので、効果はあったかな、という感じです。
- ケーブル類全てとB-CASカードを外す。
- 背面の3箇所のビスを外す。
- 前方上部に爪が嵌っているので、上蓋後部を持ち上げながら後ろに引くと外れる。
- ファンコネクタを外す。
- ファンを外す。(2箇所ビス止めされているので外し、上に引っ張り上げる。)
- 交換用のファンを押し込む。(形状が微妙に異なるのか、最後まで押し込めなかった。実用上は問題ないと思うが…)
- ファンコネクタを押し込む。(コンタクトが飛び出さないように注意。)
- この段階で、通電チェックし、ファンが回転することと排気の向きを確認。(向きの確認は、もっと前でも可。)
- 邪魔にならないようにケーブルをまとめる。(この時、ケーブルがファンに当たって異音が出ないかをチェック。)
- 上蓋を閉める。
音量と冷却効果はトレードオフの関係にあるといってもいいので、静音優先でエアフローが確保できず、HDDが壊れては元も子もないので悩ましいところ。ただし、起動後、暫くすると電源LEDが赤点滅することがあります。
また、騒音の場合は音量だけでなく、音質も重要なのだが、それはカタログスペックには現れないし、個々人で感じ方も違うので他の人のレビューも鵜呑みにはできず、こちらも悩ましいところ。
マニュアルによると内部エラーとか。指示通りACアダプタを外して再接続もしてみたが、状況は変わらず。(その後はサポートに連絡せよとなっているが、勿論(笑)できない。)どうも、ファンの回転が上がるタイミングで上がらないと、赤点滅になるようです。(音に変化がないので分かる。)
常にそうなる、というなら、コネクタの接触不良やファンの諸元が違うための誤動作が疑われますが、今のところ1/3程度の確率で起きるので、原因は今ひとつはっきりしません。
機能/操作には何の支障もないので普通に使えますが、ちょっと気持ち悪いです。(熱的にも不安。)
以上の状況から、他のファンに変える手もありますが、それなりにコストがかかる(割に、結果の保証がない)のと、何よりコネクタの加工は二度とやりたくない(笑)ので、エアフローに注意しつつ、暫くはこのままでいくつもりです。
頻繁に交換するのであれば、PCファン用3ピンとZHの変換ケーブルを自作(または、オリジナルファンのケーブルを切断して3ピンコネクタを装着)して咬ました方が効率いいかも。(2012/06/09)
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