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G外伝・番外編
<あらすじ>
仮想巨大生物「G」をモチーフにした作品の番外編。(Gが何の略称か?はご想像にお任せします…って、バレバレですね。(^^))
都心で起こったありふれた交通事故。だが、その結果は思わぬ形で波紋を呼ぶ。
事故現場付近で発見された、一見とかげ様の生物は、やがて等身大のGそっくりな姿に変貌を遂げる。
これこそ、悪の黒幕が操るバイオ企業が、Gの組織を元にクローニング技術により、密かに作り出したものだったのだ。
子Gが窮地に陥った時、親Gが現れた。やがて、親G、子G、さらには他のクローン幼体をも巻き込んで、事態は急展開を見せる。
一方、自衛隊の秘密兵器が、これらGsを一挙に葬り去るべく静かに始動していた…
- 第一章 (2002/03/16)
- 第二章 (2002/03/16)
- 第三章 (2002/03/23)
- 第四章 (2002/03/23)
<あとがき>
以前、東宝がゴジラ映画を製作するにあたって、ストーリーを一般公募したことがあったのですが、私もこれに応募しました。勿論?採用はされませんでした。(確か、入選作は「該当なし」だったと思います。)
ちなみに、その時の作品が「ゴジラVSビオランテ」です。
応募作そのものは送ってしまったので手許にないのですが、たまたまその時の下書きが見つかったので、一部手を入れて復元してみました。
手を入れたといっても、多少表現を整えた程度で、ストーリー自体は改変していません。
また、かなりそっけない文章になっていますが、文字数の制限から応募作もこんな感じだったと記憶しているので、敢えて書き直しはしませんでした。
コンセプトとして意識したのは、以下の二点です。
○VS物にはしない
VS物は怪獣2体と人間の三角関係になってしまうので、対立の焦点がボケがちです。平成怪獣映画は全てVS物ですが、いずれも三者の対立関係が不明瞭です(私見。さらに言えば、平成ガメラシリーズはなまじ意識した分、余計中途半端になっている)。にもかかわらずVS物であり続けるのは、キャラクターグッズの販売戦略上、必須条件(単純に考えて2倍の売り上げが見込める)だからだそうです。
○とにかく、一度殺す
これは、絶対に倒せないものに闘いを挑むというのでは、闘い自体にリアリティがなくなってしまうので、とにかく倒せるものなのだということを示したかった訳です。ただし、単純に殺してしまっては後が続かないので、何らかの形で含みを残す必要はありましたが。
ところで、
・前回暴れ回った跡地から細胞を採取
・幼体を女性科学者が育てる
・親が死ぬ
等、VSビオランテも含めてその後のシリーズ展開と妙に符合しています。まぁ、みんな考えることは同じということなんでしょうが…
ちなみに、本作は昭和29年の第一作の続編という位置付けです。従って、ゴジラの細胞を採取するのは西新宿ではなく、銀座〜日比谷界隈になります。
P.S.
おまけとして、ストーリー募集の新聞広告と、後日東宝より送られてきた「不採用通知」ハガキを載せておきます。(こちら)
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