キ−181長距離爆撃機
経緯
・渡洋爆撃を想定して計画された。攻撃目標は二転三転したが、最終的にはB29の発進基地に決定した。
・本機の最大の特徴は、切り離し可能な延長主翼と、巡航用大直径プロペラにあった。
・往路は延長翼内の燃料を使って、翼部の大直径プロペラを用い、低速低燃費で飛ぶ。
・攻撃時に延長翼と巡航用プロペラを切り離し、胴体部のプロペラを用いて機動後、高速離脱。そのまま帰投する。
・試作の結果は概ね良好であり、驚異的な低燃費を実現した。高機動時の運動性も申し分なかった。
・ただし、当初の予想通り、延長翼の強度に不安が残るのと、延長翼の回収が出来ないので、資材不足の折、量産の目処が立たないため、結局中止となった。
特徴
・胴体中央部に、二基の液冷エンジンを格納する。
・胴体後端と主翼後部の三個所に、プロペラを装備する。
・主翼のプロペラは、木製大直径二枚翼。(離陸時は水平にして止めておく。回すと地面に当たるため。)
・胴体後端のプロペラは、二重反転型。
・主翼には延長翼を装着し、中に往路の燃料を収めるタンクを内蔵する。
・胴下バルジ部に、500Kg爆弾3発、または800Kg魚雷2発搭載可能。
諸元
・全長:?m
・全幅:?m
・全幅:?m(延長翼装着時)
・エンジン:
・乗員数:3(パイロット、爆撃手、航法手)
各部詳細