ホームひとりごと>過去のひとりごと('03〜'02)
過去のひとりごと('03〜'02)


 転ばぬ先のUPS

 先日、掃除中に過ってブレーカを落としてしまい、稼動中だったiMacがいきなり電源を切られて、結果、ブートしなくなるという事件(笑)が起こりました。

 幸い、HDDの修復がうまくいったので事なきを得たのですが、このマシンは仕事でも使っているため、もし完全にクラッシュしてしまったら、とても厄介なことになります。
(バックアップは取っていますが、編集中の書類がクラッシュしたらアウトです。)

 折しも、この夏の電力危機が叫ばれる中、いつまた電源断が発生してもいいように、UPS(無停電電源装置)の導入を考えました。

 さて、条件としては、
(1) iMacと周辺機器のみなので、容量は250W(350VA)程度あればよさそう
(2) 5分も持てばいい
(3) Mac対応の電源管理ソフトがついていればベター

 ネットで探したところ、「UooPS NEP350M」がみつかりました。
 これはiMacを意識したデザインで、添付ソフトもMacOS 8.5〜対応と、仕様的にはうってつけです。
 ところが代理店のページを見ても載っていなくて、既に取扱いを中止しているようです。

 しかたがなく、他を探すことにしました。といっても、家庭/SOHO向けはそうそう出ている訳ではなく、
(1) オムロン
(2) パナソニック
(3) 三菱
(4) APC
ぐらいです。

 このうち、国産各社は残念ながらMacには対応していません。
 勿論、単に電源のバックアップとして使う分には何の問題もありませんが、ソフトによる管理ができません。(ソフト自体が付いてきませんし、パソコンとの接続にシリアルポート(RS-232C)を使うため、UPSからの信号を自前で検知することもままなりません。)

 その点APCは、Mac OS X版のみではありますが、電源管理ソフトがついてきます。また、接続はUSBなので、常用している9.0.4でも何とかできる可能性は残ります。
 APCのMac対応&家庭向けUPSにはCS 350とCS 500がありますが、若干余裕を見てCS 500に決定。例によって、秋葉へ。

 とりあえず、PC系のショップを片っ端から覗いてみましたが、案の定というか、置いてありません。
 やはり、そうちょくちょく売れるものではないのかもしれません。
 一巡した結果、サーバを扱っているショップには置いてある、という、ある意味順当な結論を得ました。

 結局、数店のうちから、最も安かったショップで購入しました。
(ネット通販だともっと安いところもあったのですが、やはり即日入手したかったので決めました。とは言え、6Kgは久々に堪えましたが。)

 早速繋いで実験と思ったら、まず最初に充電しなければならない、とのこと。それも10時間は充電せよ、とのことなので、初日はコンセントを繋いだところで終了となりました。

 翌日、iMacを繋いで電源オン。当たり前ですが、普通に起動。
 そこで、おもむろに、UPSのコンセントを引っこ抜く。とたんに警告音が鳴ってバッテリーモードに移行。再びコンセントを戻すと、通常モードに復帰しました。
 その間、iMacには何の変化も見られません。

 という訳で、万全です。

 なお、Mac OS 9.0.4ではソフトによる自動シャットダウンは出来ませんが、電源を入れている時は基本的に近くにいるので、手動でシャットダウンすればよく、また、だいたい編集中の事が多いので、自動シャットダウンされても困るかも。
 一方、Mac OS X上からは、上述のように電源管理ソフトが利用できるので、近いうちに試してみる予定です。

P.S.
 唯一の問題点は、UPSの電源を切ると出力コンセントからの給電が止まってしまうことです。これがなぜ問題かというと、うちのiMacは内蔵電池が切れているため、給電が止まると時計が初期化されてしまい、起動の度に時刻合わせをしなければならないからです。
 電池を交換すればいいのですが、匡体を開けるのが大変そうで、二の足を踏んでいます。(まぁ、UPS自身の消費電力はそれほど大きくはなさそうなので、当面は常時通電のままにしておこうかと思っていますが。)
(2003/06/14)

 戻る  先頭へ


 歴史は何回繰り返す?

 PM-9600のハードディスクは、以前にも書きましたが、4GB(内蔵)+9GB(内蔵・増設)です。
 9GBを増設した時点で、まさか足りなくなるとは思いもしなかったのですが、時代の趨勢とは恐ろしいものです。(そういえば、かつて80MBが標準だったころ、200MBを購入して「一生使える」と思ったっけ。)

 結局、9GB購入時の選択問題を蒸し返すことになりました。
(a) Ultra ATAドライブ + I/Fカード
(b) Ultra ATAドライブ + ATA-SCSI変換アダプタ
(c) SCSIドライブ (内蔵)
(d) SCSIドライブ (外付)

 現状では、(c)の選択肢は事実上ありません。(高価だし、wide系が主流なので変換アダプタも必要)
 PM-9600にはスロットもベイも空きがあるので、当初は内蔵を前提に、(a)か(b)を模索していました。(価格面ではそれ程差がないため、(a)が有力でした。)

 ところが、I-O DATAのHDXG-S60という外付 60GB HDDが、某ショップで\9,999という情報を見て、急遽(d)に変更することにしました。価格的にはほぼベアドライブ並みなので、「ドライブを買ったら変換アダプタと電源&ケースがタダでついてきた」といったところでしょうか。

 情報が出てからだいぶ時間が経っていたので既に完売かも、という一抹の不安もあったのですが、いざショップへ行ってみると、10個以上残っていました。
(その後、他店でも発見。メーカーのHPではリスト落ちしている品番なので、在庫処分で一斉に出回ったのかも。)

 まずは、普通に接続。
 起動後にB'sCrewでドライブを選び、初期化しようとすると、なぜかドライブのアクセスランプがつきっ放しになり、B'sCrewもハングアップしてしまいます。
 ドライブの電源を切ると制御が戻ってくるので、うまくネゴシエーション出来ていない感じです。

 状況としては、かつてのMOのケースと似ている(この項の補足参照)ので、同じ手法でSCSIカード・ユーティリティの「非同期転送」にチェック。
 すると、今度は正常に反応し、初期化完了。めでたくデスクトップにマウントされました。

 そこで、例によってベンチマークで計測してみたところ、たった2.2MBしか出ません。
 どうも納得がいかないので、非同期転送をオフに戻してみました。
 再起動するときちんとマウントされ、ウィンドウも開くので、そのまま再計測してみると、今度は18MBという内蔵並の値がでました。

 よしよし、ということで、試しにフォルダをコピーしてみると…、転送途中でハングしてしまいます。
 どうも、物理レベルでの読み書きはうまくいくものの、OSが制御するレベルではうまくいかない、という印象です。

 何か対策法はないかと、まずはSCSIカード発売元のセンチュリーのサイトを覗いてみました。
 すでに終息品なのでドライバ類のアップデートはありませんでしたが、「非同期転送は、転送速度を2.5MByteに抑える」という記述をみつけました。
 以前見た時は気付きませんでしたが、ともかく非同期転送だとうまくいくのは、転送速度を抑えているからだ、という状況は把握できました。

 さて、カードのユーティリティには最大転送速度を設定する項目があります。20.0 / 13.3 / 10.0 / 8.0 / 6.6 / 5.7 / 5.0 MByteとあるので、低い方から順に試してみました。
 結果、13.3まではうまくいくが、20.0にするとダメでした。
 ただし、実際の転送速度は10.0でも13.3でも変わらず、どちらも9MBなので、SCSI-1(5MB),SCSI-2(10MB),SCSI-3(20MB)のどれかで繋ぐという判定をしているのかもしれません。

 結局、最大転送速度を13.3にして内蔵HDDから3.5GB x 2回の連続コピーしましたが、時間はかかったものの、問題なく完了しました。

 とりあえず安定して動く状況は現出できたので、内蔵HDDをキャッシュ系に、外付HDDをアーカイブ系に、という使い分けで、しばらくは使ってみるつもりです。

 それにしても、20MBフルに出ないのは釈然としないので、いずれリベンジしてみたいテーマではありますが…
(2003/06/07)

 戻る  先頭へ


 歴史は繰り返す…か?(中編)

 まずはMX-300のインプレッションからです。
(勿論、以下は主観的なもので、誰にでも当てはまるものではありません。)

長所
1. 作りがしっかりしている。
 ボタンやホイールの感触も良。同時購入のマウスと比べても差は歴然としていて、価格の差は納得できます。

2. 適度な重さ。(というよりは、少し重すぎるかも)
 同時購入のマウスは明らかに軽過ぎです。おそらくボール式と同じ作りで、ボールをREDに交換しただけなのでしょう。そのため、マウスの自重を利用した移動がしにくく、純粋に腕力での移動を強いられることになり、疲れます。以前、別の型では錘りが入っているという話を聞いたことがあるので、これもそうなのでしょうか?

3. OS9のドライバは良。
 以前のマウスでは、一部のアプリでホイールの挙動がおかしかったのですが、それがありません。

4. OSXでの使用感も良。
 前のマウスより確かに良くなっています。(残念ながら、ベストではない。)ただし、ポインタの移動速度等は変えられない等、ドライバ(というよりユーティリティアプリ?)は改善の余地ありかも。

短所
1. 形状が手に合わない。
 私の場合、マウスは親指と小指で挟み、手のひらは密着させないという持ち方をするのですが、それがすごくしづらいです。というのも、マウスの中央から後部にかけての膨らみが大きいため、どうしても手のひらが着いてしまうのです。
 また、中央部が高い分、前部が急角度に下降していて、ボタンを押す際に指に余分な力が必要になります。
 それと、左ボタンを押そうとすると、ボタンと本体の境界部分に指がかかってしまうことが、よくあります。どうも親指位置との関係でそうなってしまうらしく、私の場合、ボタンが側面迄回り込んでいるタイプの方が合っている、ということに今更ながら気付かされました。
 なお、以上はあくまで感覚的なものであり、機能的欠陥という訳ではないのですが、少しずつストレスがたまっていく原因には十分なるので、今後、暫く様子を見ることになるでしょう。(どうしても馴染めなかったらスッパリ交換するのが吉、なのはキーボードと同じ)

2. サイズが大きすぎる。
 これは大きさだけの問題ではなく、形状との相乗効果で裏目に出てしまった、ということだと思いますが、日常的に使ってみて、わずかですが大き過ぎることを実感しました。こういう微妙な違和感は、やはり店頭では分かりませんね。

3. 冷たい。
 冬期限定ではありますが、意外なことに結構辛いです。冬期は手袋が必要かも。

 とまあ、総合的には出来の良さを理解はできるものの、感覚的には今一つといったところでしょうか。
(実はMX-700を握った時の「おっ」という感覚(いい意味で)が気になってはいるので、以外と早くswitchしてしまうかも…)

 以下、後編に続く。
(2003/02/08)

 戻る  先頭へ


 歴史は繰り返す…か?(前編)

 前項のキーボードに引き続き、今度は(再び)マウスです。

 以前、メインマシン(PM9600/233)のマウスをW-23(PS/2)に変えたと書きましたが、マウス自身(ボタンの跳ね返りが強くて2度打ちを繰り返してしまう)と、安定性(タブレットとコンフリクト?)がいまいちで、また元のADB Mouse IIに戻していました。
(現在、W-23はBookPCに繋いでいます。)

 ところが、暫くはだましだまし使えていたものの、いよいよ渋くなってきたので、交換を考えるようになりました。
 さらに、時を同じくして、iMacのマウスも突然不調になってしまいました。(どうも、交換しようかと一時本気で考えたのが良くなかったようです。まぁ、よくある話です。)

 仕方なく、マウスを2個新調することにしました。

 まず、共通の仕様は、
・光学式であること。(交換の理由が、いずれもボールの滑りが悪くなったためであることから)
・ワイヤレスは、価格や電池の問題を考えると今回はパス。

 PM9600用は、
・IFはPS/2でよい。Mac用ドライバも不要。
・バルクものでよい。
 いくつかのショップをネットで調べてみましたが、光学式スクロールマウスの最低価格帯は大体\1,500前後のようです。が、探せばもう少し安いのもありそうなので、現物調達することにしました。

 iMac用は、
・IFはUSB。Mac用ドライバ、それもOS9とOSXの両方をもつ必要がある。(OSXでは標準でホイールマウスをサポートするが、できれば専用ドライバが欲しい。)
・ドライバの安定性を考えると、メーカーものにしたい。メーカーの候補はMicrosoftかLogicool。
 ボタン数は多くなくてもいいので、Logicool MX-300に決定しました。

 と言うわけで、例によって秋葉へ。

 MX-300は割とどこでもあるので、価格のみチェックしていきました。
 その過程でMX-700を触ってみたのですが、思ったより握りやすかったです。重さもそれ程でもなかったのですが、電池が入っていなかったからか?
 とはいえ、予定変更するまでには至らず、MX-300をゲット。

 一方、PM9600用ですが、意外に「PS/2/光学式/バルク」はなく、USBにPS/2変換アダプタ付き、というのが殆どです。(PS/2オンリーはボール式に多い。)
 結局、ELECOMのバルクを\1,280でゲットしました。これはホームページからWin,Macドライバをダウンロードできるので、融通性が高いための選択でした。

 本来ならここで終わりの筈だったのですが、帰りにパッケージ品で\1,280というのを見つけ、ついでに(というか勢いで)ゲット。

 以下、インプレッションは中編に続く。
(2003/02/01)

 戻る  先頭へ


 アン・ハッピーキー入力・その後(後編)

 さて、購入したキーボードはKB-2050UEという型番の、いわゆるフルキーボードです。メーカーは……これが不明です。本体にも箱にも書かれていません。勿論?メーカー保証書や取説なぞは付いていません。(ちなみにMade in Chinaです。)

 かなり怪しげではありますが、ともかくも、iMacに繋いで起動してみました。
 結果は何の問題もなく認識され、普通に入力できます。(きちんとASCII配列として認識されます。)

 デザインや仕上げが本体とミスマッチなのは止むを得ません。また、右に大きく張り出すような置き方を余儀なくされてしまいましたが、マウスエリアを縮小することで対処しました。(こうなると、置き場所の自由度が高いワイヤレス光学式が欲しくなる…。う〜む、危険な連鎖だ…)

 肝心のキータッチですが、とにかく軽いです。「クニュッ、クニュッ」という感じの、低価格キーボードにありがちな特性だと思いますが、おそらくはコストダウンのために部品をケチったことが強度不足を呼び、結果的にタッチが柔らかくなった、と推測されます。(あくまで推測です。)

 また、多少センターをずれて押しても、スムースに押し込めます。暫く使った限りでは、ミスタッチ(押したつもりが押されていない。ミスタイプのことではない)は皆無に近いです。
 ただし、タッチ自体は決して「良い」訳ではありません。「私がストレスを感じる要素が少ない」と言った方が正しいかもしれません。

 なお、このタッチは、人によって好き嫌いが大きく分かれると思います。(というか、嫌いな人の方が多いと思う。)
 特に、キーを叩き込むように打つ人には(筐体の剛性も含めて)全く向かないと思います。そういう人が評価すれば「安かろう悪かろうキーボード」とされてしまうでしょう。(それぐらい、キーボードの評価はその人のタイピングスタイルに依存するものだと思います。現にWEB上では、同じキーボードが人によって正反対の評価を受けていたりします。)

 以下は、その他とりあえず気づいたことなど。

1. とにかく安い。
 USB,ASCIIキーボードでは最安値の部類に入るでしょう。(KB-2050JSというPS/2,JIS版はもっと安く売られているようです。)作りは価格相応で、かなり安っぽいです。箱も薄っぺらな無地の白ボール紙で、ベアボーンキットやホワイトボックスの付属品にありそうな感じです。勿論、USBハブは付いていません。

2. チルトスタンドがついていない?
 いざ使おうとして気がついたのですが、底面にチルトスタンドが見当たりません。こんなのは始めて、と思ったら、側面に沿って小さな板が埋め込まれているのを発見。引っぱりだしてみると、それがスタンドでした。

3. 剛性は全くない
 購入時から既に、筐体が反ってます(笑)。この辺もコストダウンの影響でしょう。

4. 単なるステップ?
 普通キーボードは、縦方向の断面が凹面状(シリンドリカル・ステップスカルプチャー)になりますが、見事に階段状になっています(むしろ凸面状にさえ見える)。外して比較した訳ではないのですが、どうも全段同じ形状のキートップを使用しているようです。恐るべし、コストダウン魂(笑)。

5. キーは盛り沢山
 キーは101+3+3+1の108キーです。即ち、標準のASCII配列として101キー、Windows関連の3キー、パワーマネージメント関連の3キー(Macでは利用不可)、それにturboという謎(笑)のキーがついています(その昔486の時代にはturboスイッチなるものが存在していましたが、それと関係あるのだろうか?と思ったら、どうやらパワーマネージメント関連のキーと併用するもののようです。間違って触れただけで電源が落ちないように、という配慮なのでしょうか?)。他にも、5キーにはユーロマーク、F11キーには開いた錠のようなマークがついているのですが、どう使うのかは分かりません。

6. キーの位置が…
 WindowsキーがCommandキーとして機能することは前述のとおりですが、「Windowsキー&Altキー」の位置が「Commandキー&Optionキー」と逆転しているため、よく間違えます。そこで、SwapKeyというコンパネ書類でキーコードを入れ替えました。(物理的にキートップまで入れ替えれば完璧ですか、このキーボードは構造上、分解しないとキートップは外せないようです。)

 以上、「つなぎ」として使う分には充分なキーボードをgetできました。
 欲を言えば、IBMのSpaceSaverのようにテンキーを省いたモデルがあればベストなんですが…(剛性も上がるし)

P.S.
 暫く使ってみて、このキータッチはどこかで経験があるような気がしてきました。でも、思い出せない…
(2002/12/21)

 戻る  先頭へ


 アン・ハッピーキー入力・その後(前編)

 前項で取り上げたFKB8579/USBですが、暫く使ってみたのですが、結局、キーの固さや引っかかりは改善されず、段々タイピングにストレスを感じるようになってきました。
 HHKL2に戻してもみたのですが、元々このキータッチにも満足はしていなかったため、思い切って(泣く泣く?)次を探すことにしました。

 まずは、WEB上でMac用のキーボードを調べてみたところ、次の製品が候補として上がってきました。(価格はおおよその目安です。)

メーカー品名接続配列価格備考
AtessaCrystal Pro-X WhiteUSBASCII(E)\11,800 
Atessai-CrystalUSBASCII(E)\9,580 
matheyiMediakeyUSBASCII(E)\7,980*1
ApplePro KeyboardUSBASCII(E)\7,500*1
Atessai-Ris-XUSBASCII(E)\7,380 
JTTMedia Net ProUSBASCII(J)\6,980*1
MacwayTP-997KB-EADBASCII(E)\9,800*2
DATACOMPDMK105ADBASCII(E)\1,980*2
*1: メンブレン
*2: ADB-USB変換器(\3,480)が必要
 前項でも触れたように、次はメカニカルキーにしたいと思っていました。ですが、見てお分かりのように高価です。また、キータッチの善し悪しの本当のところは、店頭で数秒間触っただけではなかなか分からない、というのが前回の教訓です。またも前回の二の舞では、つらいものがあります。

 そこで、とりあえず「つなぎ」として廉価なキーボードを購入し、正式な次期キーボードは、少し時間をとって慎重に選ぼうということにしました。

 再びWEB上で情報収集です。今度は「廉価」がテーマなので、PC/AT用に絞って選出しました。というのも、WindowsキーがCommandキーとして機能するので、Windowsキー付きであればMacでも利用可能だからです。(ちなみにOptionキーはAltキーと互換。)

 結果は以下のとおりです。(価格はおおよその目安です。)

メーカー品名接続配列価格備考
CherryG80-3000LUNUSUSBASCII\10,800 
SGIKB-SGI-KK2502UG2VUSBASCII\3,280 
ChiconyKU-8933USBASCII\1,980 
JustyUKB104EWHUSBASCII\1,680 
MINEBEART-8255CWE+PS/2ASCII\6,500*1
IBMKB-9910PS/2ASCII\6,300*1
MINEBEART-6656TWPS/2ASCII\4,400*1
SEJINSKR-2233(US)PS/2ASCII\2,980*1
NMB123870-101bPS/2ASCII\2,480*1
ELECOMTK-U89H2MLGUSBJIS\3,980 
JustyUKB-92M-WHUSBJIS\3,800 
ELECOMTK-U12FYUSBJIS\1,580 
BTC7932MUSBJIS\1,480 
NMBRT2258TWJPPS/2JIS\2,480*1
ELECOMTK-P12FY2SVPS/2JIS\1,280*1
ForYouFKC2J1PS/2JIS\1,200*1
*1: PS/2-USB変換器(\1,380)が必要
 候補の選出にあたり、まずはPS/2,JISは除外することにしました。PS/2は別途PS/2-USB変換器が必要になること、またJIS(いわゆる日本語キーボード)は記号キーが慣れたASCII配列と異なることからです。
 条件を満たし、かつ廉価なものとして、ここではJustyのUKB104EWHを第一候補として選びました。
 あとは実際に触って確かめるだけです。勇躍、秋葉原へと向かいました。

 目的のキーボードは簡単に見つかりました。
 早速キータッチを確かめます。…と、これが思ったより重いのです。それに、わずかではありますが、引っかかる感じもあります。当初は、あくまで「つなぎ」なので余程のことがなければ変更しないつもりだったのですが、かなり微妙です。う〜む、どうしよう…

 結局、時間的にもまだ余裕があることから、即購入は思い止まって、急遽「折角秋葉原まで出てきているのだから、とりあえず目の前にあるキーボードを片っ端から触り倒すぞ作戦(笑)」に切り替え、ショップ巡礼の旅へと再出発したのでした。

 まず初めに着目したのが、ForYouのFKC2J1という「メカニカル風」のキーボードです。本格メカニカルではないのですが、結構小気味よくタイプできるので、気に入りました。ですが、これはPS/2でJISという初めに除外した仕様なので、渋々あきらめました。(でも他に見つからなかったら、これにしていたかもしれない。)

 何軒目かで、ここでもUKB104EWHを目にし、念のためキータッチを確かめて「固いよな」とか思っている時に、ふとそのすぐ下に陳列されていたキーボードに目がいき、何気なく触ってみるとこれが「軽い!」
 よく見ると、USB、ASCII、Windowsキー付きという、ナイスな(笑)仕様で、価格はなんと\1,380。

 最終的には、自宅で使ってみないと評価は下せないのは前述のとおりですが、これなら十分ダメもとです。即購入しました。

 と言う訳で、実機評価は後編に続く…
(2002/12/14)

 戻る  先頭へ


 アン・ハッピーキー入力

 またもや、iMac用のキーボードを購入しました。

 現在使用中のキーボードは以前にも書きましたが、PFUの「Happy Hacking Keyboard Lite2」(以下HHKL2)で、これはこれでそう悪くはないものの、依然一部のキーを押し込む際に引っかかる感じが残っているため、他にいいのがあれば置き換えたいなと思っていました。

 ただ置き場所の関係で、サイズ的にはHHKL2と同程度ということで探すと、あまり種類がありません。
 そんな中で候補として上がってきたのが、PCショップ「ぷらっとホーム」のFKB8579/USBというキーボードです。(実際の製造は、富士通高見澤コンポーネントが担当しています。)

 商品構成ラインナップ(PS/2とUSB、英語と日本語)といい、PC/Mac/Sun共用可能であることといい、サイズといい、Happy Hacking Keyboardシリーズとよく似たコンセプトの製品です。
(PFUも富士通系列なので、当初は同じパーツを使っているのかとも思いましたが、仕様書を見る限り、別物のようです。)

 特徴は、
(1) HHKL2と横幅は同じくらいだが、上下は一回り大きい。
(2) カーソルキーがフルサイズ。(HHKL2は取ってつけたようなミニサイズ。というか、初代にはなかったので、本当に「取ってつけた」ようだ。)
(3) CapsLockとScrollLockのLEDがついている。(CapsLockをFEPの切り替えに用いるときは分かり易い。)
(4) モディファイアキーは、ちゃんとoptとかコマンドキーのマークが印刷されているなど、Macをきちんと意識している。(HHKL2の同キーはAlt、◇)
(5) HHKL2のようなディップスイッチによる切り替え機能はない。(というか、deleteキーがMacではbackspaceキーとして機能するので、切り替える必要がない。)
(6) キーボードからシステム終了が選べる。(電源投入は不可。残念。)
(7) USBハブ機能はない。(この点はHHKL2が上。)
(8) パームレストが付属。

 店頭にサンプルが置いてあったので、触ってみると、もうこれがこれまでで最高のキータッチと思えるほどで、即購入しました。

 で、早速家で試してみると…
これが思ったほどではない、というか、これまでで最悪…

 まず、キーが押せません。とくに小指で押すことになるQとかが(普段の力加減では)押し込めません。
 また、HHKL2で最も気になった「引っかかる感じ」も随所にあり、これでは何のために購入したのか分かりません。

 私はどちらかというと、キーを叩き込むというよりは撫でるような感じで押します。
 そういう意味では、ノートパソコンのキーボードのようなストロークが浅くて軽いものが合っているのですが、反面、華奢すぎてキーがぐらぐらする感じや、キーボード自体が沈み込んでしまうような感じが、これはこれで嫌いなので、なかなか気に入ったキーボードに巡り会えずにいます。

 とはいえ、店頭品は最高だったので、いささか腑に落ちない点もあります。
 考えられるのは、一つはたまたまハズレを引いてしまったというもの。もう一つは、店頭品は大勢の人が試し打ちをしたため、エージングが進んでスムースになったのかもしれない、ということです。

 そこで、少し叩き込むような感じで、強引にタッチを繰り返したところ、多少改善の兆しがみえてきた気がします。
 他にも、(今までは新しいキーボードを手にすると、半ば無意識のうちに立てていた)背面奥にあるスタンドを仕舞い込んでみたり、パームレストをつけたり外したりと、試行錯誤の最中です。

 てな訳で、もう少し使い込んで、様子を見たいと思っています。

P.S.
 店頭品並のタッチが再現できなければ、次回はメカニカルキー採用キーボードにしようかな、と思っています。
 ただMac用のメカニカルキーのキーボードは、実質1社の製品のみ?(というか、PC用も含めてALPSのみ?)で、選択肢が殆どないのがつらいところです。
 どこかHHKL2と同サイズ(電源キーがついていればなお良い。)のメカニカルキー採用キーボードを造ってくれないかなぁ…
(東プレのキーボードは評判良さそうなのですが、PS/2(はまだしも)、Windowsキーなし、という仕様で、Macでは使えそうもありません。)
(2002/11/23)

 戻る  先頭へ


 UFO墜落(後編)

 AirMac BaseStation(以下、BS)の交換品が到着しました。

 約束の、9月中旬ぎりぎりに配達されました(^^)。
 送られてきたのは、本体・数枚の書類・返送用の送り状(必要事項タイプ済み)でした。箱はなんの飾り気もない段ボールです。

「送られてくる本体は、返送されたものの部品を交換したリサイクル品」という噂も聞いていたのでじっくり眺め回してみましたが、見た感じは新品っぽいです。それとも、良品にあたったのでしょうか?

 早速電源ケーブルを繋いでみると、起動シークエンスを終えた後、真ん中の緑ランプが点灯。久しぶりに見る明かりです。

 引き続き、ネットワークケーブルを繋いで設定…と思ったら、設定の仕方をすっかり忘れていました(^^;)。(何せ、購入直後に設定したっきりで、2年ぶりですからね。)
 本来ならじっくりマニュアルを読んで再確認、といったところなんでしょうが、なまじ中途半端な記憶があるだけに、確かこんな感じだったよなぁ、とか、ついやってしまったのが運の尽き。

 おかげで、初回ではやったことのないハードウェアリセットを、三回もやる羽目に陥ってしまいました。
(WEPキーを設定すると、BS再起動後に(WEPパスワード未入力状態となるために)AirMacカードとの接続が切れ、その結果BSを見失う、ということと、AirMacカード再接続時に要求されるパスワードがWEPキーだということを、すっかり失念していたため。)

 そんなこんなで悪戦苦闘の末、ようやくBSの設定を完了し、iMacとは接続可能となりました。

 次いで、ノートPCの再設定です。
 BS側の設定値は前回のものを引き継いでいるため、基本的にはそのままでよい筈ですが、ネットワーク名だけはハードウェアのアドレスを一部含んでいるため、再設定が必要です。

 こちらの方も設定方法を忘れ、あーだこーだやってみたものの、接続できず。
 そうこうしているうちに設定方法を思いだし、これでOK、と思ったのですが、まだダメでした。

 そこでもう一度、ネットワーク名をじっくり確認してみると、以前は先頭が「AirMac」で始まっていたのに、今回のは「Apple」で始まっていました。(まさかこの部分が変わっているとは思っていなかったのと、一見両者がよく似ていて気づきにくかったことが原因です。)
 あらためて名前を打ち直すと、ようやく接続に成功しました。やれやれです。

 さて、残るは返送です。
 送られてきた書類には返送の期日が指定されていて、それまでに返送(必着)しないと実費(ちなみに税別\35,600)を請求されるとあります。
 そこで、1日様子を見て問題がないことを確認し、送り返すことにしました。

 返送するのは、本体と結果連絡票です。連絡票の「直った」に印をつけ、送られてきた箱に本体と一緒に詰め直して、近所の日通営業所に持っていきました。
(伝票は福山通運のものだが、ペリカン便取扱店でよいとのことで持ち込んだところ、「福山の伝票では送れない」と、結局ペリカンの伝票を手書きすることに。とりあえず福山通運にピックアップできないか確認した方が良かったかも。)

 以上、ようやく完了しました。
 あとは手違いで実費請求されないよう、祈るのみ(^^;)?

P.S.
 アップルには「在宅自己交換修理サービス」という、ユーザ自身が部品交換を行う修理システムがあるのですが、今回、これが適用されています。(送られてきた本体は、書類上は「部品」ということになっています。)
 つまり、事務手続き上は、いわゆる「リコール」の類ではなく、あくまで不良パーツの交換という位置づけのようです。
(2002/09/21)

 戻る  先頭へ


 UFO墜落(前編)

 AirMac BaseStationが壊れました。

 症状は、3つ並んだランプが「全てオレンジ点灯、左赤点灯、左オレンジ点灯」を繰り返すというもので、ネットやアップルの掲示板でも騒がれている、例の奴です。(原因は、内部に溜まった熱によってコンデンサが破壊されるというものらしい。)
 暫く前に二度ほど同様の症状に陥り、その時は数分後に復旧していたので様子見状態だったのですが、今度はいよいよダメのようです。

 そこでアップルに電話しました。(アップルに電話するのはPB100のフロッピードライブ故障の時以来、二度目です。)

 10分ほど待たされましたが、担当者に症状を告げると、シリアルナンバーを聞かれました。ネット上の書き込みでは、担当者によっては「とにかくあずかって修理。保証期間が過ぎていれば、当然、実費請求」というケースもあるようなので、内心やったー、と思いながらナンバーを告げると、なぜか、一度別の部門に回されてしまいました。

 出た人によると、
「無償交換対象品だが、交換する本体が品不足ですぐにはできない。急ぐようなら修理扱いとして受け付けるが?」とのこと。
 そこで、修理扱いでも無償か?と聞くと、
「それは見てからでないと何とも言えない」という返事。要は『通常の』修理扱いになるようです。

 おそらく、無償交換というのは手続きが固定化されていて、そこから一つでも条件が異なると適用されず、通常の修理になるような感じを受けました。

 私の場合、有線の環境で当面凌ぐことは可能なので、ここは確実に無償である「交換」を希望しました。
 すると、また元の部署に戻され、改めて無償交換である旨説明されて、在庫がないため9月中旬頃の発送になると言われました。

 さて、交換の手順ですが、
(1) まず、アップルから交換品が送られてくる。
(2) 送られてきた本体で、正常に動作するか確認する。
(3) 動作したら、同梱の結果連絡票にその旨記載し、故障した方の本体を、送られてきた箱に収めて、着払いで返送する。(そのための送り状も同梱されるとのこと)
(4) 保証書やケーブルなどの同梱品は、返送不要。(本体のみでよい)
(5) 返送は10日以内に行う。

 最後に、もし10日以内に返送しないと無償扱いは解消され、実費請求になる、とのことで、その時の引き落としに備えてクレジットカード番号を聞かれました。

 という訳で、現状、交換品待ち状態です。

P.S.
 アップルのサポート担当の方の対応は丁寧で、好感が持てました。
(2002/09/07)

 戻る  先頭へ


 Xの悲劇

 MacOS Xを導入しました。
 勿論、導入したのはiMacの方です。(PM9600は対象機種外(T_T))

 まだ、メインOSは9でいきたいので、9.0.4の入った内蔵HDDには手をつけず、暫く前に購入して、専らバックアップに使用していた外付FireWire HDD(40GB)にインストールすることにしました。(勿論、OS X導入を見越しての購入だった訳ですが。)

 MacOS Xと、いわゆるclassic環境(MacOS 9.x)は、共存させることもできるのですが、内蔵HDDのバックアップの取り易さのことも考えて、ここはパーティションを切って、別々にインストールすることにしました。

 とはいえ、HDDに付属のB'sCrew FWではパーティションが切れず、これまでは丸ごと利用せざるを得なかったのですが、MacOS Xに付属の純正ユーティリティではサードパーティ製のHDDでもパーティションが切れるので、これを使っで20/20に分割しました。

(注:パーティションを切ったHDDは、MacOS 9.0.4でもきちんと認識されます。B'sCrew FWは、単に作る機能がないだけのようです。)

 初期化後、まずはMacOS Xに付属のMacOS 9.2をパーティション2にインストールし、次いでパーティション1にMacOS Xをインストールしました。
 MacOS Xはインストール後に自動的に再起動するのですが、なぜかシステムが立ち上がらず、破けたシステムフォルダ?が表示されるだけの状態に陥ってしまいました。

 考えられるのは、起動ディスクが見つからないか、ブートの機能がうまく働かないか、といった辺りでしょうか。あるいは外付FireWire HDDからはブートできないとか…(確か、これは可能になったはず…)

 仕方がないので、マニュアルにあった「起動時にoptionキーを押し続けて、起動可能なディスクを表示し、選択する」という技を試してみることにしました。
 やってみると、内蔵HDDの9.0.4、パーティション2の9.2と並んで、MacOS Xも表示されます。

 そこでMacOS Xを選択してみましたが、やはり起動しません。という訳で、またもやリセットして同じことを試そうとしたのですが、今度はなぜかMacOS Xが起動してセットアップ画面が表示され、指示に従って進めていくと、めでたくデスクトップが表示されました。

(その後何度か試したのですが、どうも起動ディスクがMacOS Xになっていると、通常のシークエンスでは起動できないようです。そのため、面倒ですが、optionキーを押しながら起動して、その都度MacOS Xを選択するようにしています。それでも何度か繰り返さねばならない場合もあり、タイトルの「悲劇」となる訳ですが…。一方、MacOS 9.0.4やMacOS 9.2を起動ディスクにした場合は全く問題ありません。)

 以下、ほんとの第一印象です。

(1) アイコンが大きいのは確かに精密感があるが、800x600ではつらい。そのため、MacOS Xの時だけ1024x768にした。だいぶバランスが良くなる。(まぁ、解像度の切り替えられないiBookなんかは、このデカアイコンの方が見やすいのかも。)

(2) 多機能マウスは標準のマウスドライバで動くし、右ボタンも有効。ただし、ゆっくり動かしたときのポインタの動きが鈍い感じがする。

(3) ウィンドウが断ち切りというのは、プラチナ・アピアランスを見慣れた目からするとちょっと違和感がある。まぁ、慣れの問題なんでしょうけど。あと、メニューの区切り線がほとんど見えないので、ちょっと間が抜けた感じになる。

 いずれにしても「全てはこれからだ」ってとこでしょうか。
(2002/04/13)

<追補>
 その後、起動の仕方には関係ないことが分かりました。起動ディスクを指定する方式でも、起動できる確率はoptionキー方式と変わらないようです。ただ、起動ディスク指定の方が黙って見ているだけでいいので、その分楽ではありますが…
(2002/05/18)

 戻る  先頭へ


Home] [History] [CG] [Story] [Photo] [evaCG] [evaGIF] [evaText